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夏場の電気工事現場で気をつけること|暑さ対策総まとめ

夏場の電気工事現場で気をつけること|暑さ対策総まとめ

夏場の電気工事現場のリスク

電気工事は屋内外を問わず、高温環境での作業が発生します。特に夏場は、天井裏・キュービクル室・屋上など、気温が外気温を大きく上回る場所での作業が多く、熱中症のリスクが極めて高くなります。

電気工事特有のリスクとして、以下の点も注意が必要です。

  • 保護具の着用義務: ヘルメット・安全帯・作業服が体温上昇を加速
  • 天井裏作業: 空調が効かず、50度を超えることもある
  • キュービクル室: 高圧機器の排熱で室温が上昇
  • 高所作業: 日射を直接浴びる屋上・鉄塔作業

熱中症予防の基本対策

WBGT値の活用

WBGT(暑さ指数)を測定し、作業の可否を判断します。

WBGT値危険度対応
31度以上危険原則として屋外作業中止
28〜31度厳重警戒作業時間の短縮、頻繁な休憩
25〜28度警戒こまめな水分補給、休憩の確保
25度未満注意通常の対策で実施可能

水分・塩分の補給

  • 作業開始前から水分を摂取する(のどが渇く前に飲む)
  • 15〜20分ごとにコップ1杯程度の水分を補給
  • 経口補水液やスポーツドリンクで塩分も補給
  • アルコールやカフェインの多い飲料は避ける

作業時間の調整

  • 早朝開始(7時台)で午前中に重要作業を終える
  • 最も暑い13〜15時は屋外作業を避ける
  • 天井裏作業は涼しい午前中に限定する
  • 休憩時間を増やす(1時間に15分以上)

冷却アイテムの活用

近年はさまざまな冷却アイテムが登場しています。

アイテム効果コスト
空調服(ファン付き作業服)体全体を冷却1〜3万円
冷却タオル首周りを冷却500〜2,000円
保冷ベスト上半身を冷却3,000〜10,000円
携帯型扇風機スポット冷却1,000〜3,000円

特に空調服は電気工事現場で広く普及しており、熱中症リスクの大幅な低減に効果があります。

体調管理のポイント

  • 前日の深酒や睡眠不足は熱中症リスクを大幅に高める
  • 朝食を必ず摂取してから出勤する
  • 体調不良を感じたら無理せず申告する
  • 作業員同士で声を掛け合い、体調変化に気づく

熱中症発生時の対処

万が一、熱中症の症状が現れた場合の対処法を全員が把握しておきましょう。

  1. 涼しい場所に移動させる
  2. 体を冷却する(首・脇の下・足の付け根)
  3. 水分・塩分を摂取させる(意識がある場合)
  4. 意識がない・回復しない場合はすぐに救急車を呼ぶ

まとめ

夏場の電気工事現場では、熱中症対策が最優先の安全管理項目です。WBGT値の測定、水分補給、作業時間の調整、冷却アイテムの活用を組み合わせて、安全に作業を進めましょう。

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