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複数現場の工程管理をクラウド化して手戻りゼロに|W電設株式会社様

複数現場の工程管理をクラウド化して手戻りゼロに|W電設株式会社様

導入前の課題

W電設株式会社様(従業員19名・新潟県)は、公共施設・学校・病院の電気設備工事を手掛ける会社です。工程管理に以下の課題を抱えていました。

  • 常時5〜8件の現場が同時進行しているが、工程表は各現場監督がExcelで個別に管理
  • 社長が全現場の進捗を把握するには、毎朝30分かけて各現場監督に電話する必要があった
  • 前工程(建築工事)の遅れが電気工事に波及し、月に2〜3回の手戻りが発生
  • 手戻りによる追加コストが年間で推定300万円以上
  • 技術者の配置を変更したい時、各現場の進捗が分からないため判断に時間がかかった

「朝一番に全現場に電話して『今日の予定は?進捗は?』と聞く。それだけで30分かかる。しかも電話では細かい工程の前後関係は把握できないので、結局『なんとなく大丈夫そう』という感覚的な判断になっていました。」

— W電設株式会社 代表取締役 渡部様

導入/改善の経緯

クラウド型の工程管理ツールとしてJootoを導入しました。選定の理由は、直感的な操作性(ドラッグ&ドロップで工程を移動)と、月額500円/人という手頃な価格です。

導入の流れ

時期内容
1週目社長と工事部長でJootoの基本操作を習得。現場1件をサンプルで登録
2〜3週目全現場監督(4名)にJootoの使い方を研修。各自の担当現場を登録
4週目全現場の工程をJootoで管理する体制に移行。Excelの工程表は参考資料として併用
2ヶ月目協力会社にもJootoのゲスト権限を付与し、工程の共有を開始

Jootoでの管理方法

管理項目Jootoでの実現方法
工程の進捗タスクをボード上でステータス(未着手→進行中→完了)に移動
工期の管理ガントチャート表示で全現場の工期を一覧確認
担当者の割り当てタスクに担当者を紐づけ。1人が複数現場を確認可能
前工程との連動前工程の遅延をタスクのコメントで共有。電気工事への影響を即時把握
ファイル共有工程に関連する図面・写真をタスクに添付

活用のポイント

  1. 全現場の「今日の状況」を一画面で確認: Jootoのダッシュボードで全現場の進捗を一覧表示。朝の電話連絡が不要に
  2. 前工程の遅れを早期共有: 元請や建築会社から工程変更の連絡があった場合、即座にJootoに反映。電気工事の工程を先回りで調整
  3. 技術者の配置を最適化: 全現場の工程が見えるため、「A現場は今週余裕があるからB現場に応援を出す」といった判断が迅速に
  4. 週次の工程会議をオンライン化: Jootoの画面を共有しながらWeb会議で進捗確認。移動時間を削減

導入後の成果

項目導入前導入後
朝の進捗確認時間30分(電話)5分(ダッシュボード確認)
前工程遅延による手戻り月2〜3回0回
手戻りによる追加コスト年間推定300万円以上ほぼゼロ
技術者の配置変更の判断時間半日〜1日数時間
工程会議の時間週1回・2時間(対面)週1回・30分(オンライン)
工期遅延の発生率年に3〜4件年に0〜1件

ご担当者様の声

「手戻りがゼロになったのは本当に大きいです。以前は前工程が遅れているのを知らずに職人を現場に向かわせて、着いたら『まだ作業できません』ということがありました。今はJootoで前工程の状況がリアルタイムに分かるので、事前に工程を調整できます。」

— W電設株式会社 代表取締役 渡部様

「全現場の工程が一覧で見えるようになったことで、『この現場は来週ピークだから応援を入れよう』という判断が早くなりました。以前は各現場監督に聞かないと分からなかった情報が、画面を見るだけで分かります。」

— W電設株式会社 工事部長 安田様

まとめ

Jootoによる工程管理のクラウド化で、手戻りをゼロにし、年間推定300万円以上の追加コストを削減。朝の進捗確認も30分から5分に短縮されました。複数現場を同時に管理する電気工事会社にとって、工程の「見える化」は最も効果的なDX施策の一つです。

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