電気設備工事 業務改善Navi
技術知識約6分で読めます

電気設備工事の種類一覧|工種別の特徴と仕事内容

電気設備工事の種類一覧|工種別の特徴と仕事内容

電気設備工事の全体像

電気設備工事は、建物のライフラインを支える重要な工事です。一口に「電気工事」と言っても、その種類は多岐にわたります。ここでは、主要な工種を体系的に整理し、それぞれの特徴と必要な資格をまとめます。

主な電気設備工事の分類

電気設備工事は大きく以下のカテゴリーに分類されます。

カテゴリー主な工事内容対象建物
受変電設備工事キュービクル設置・更新商業施設・工場・ビル
幹線設備工事配電盤からの幹線敷設全般
動力設備工事モーター・ポンプへの電源供給工場・ビル
電灯設備工事照明器具・コンセントの設置全般
通信設備工事LAN・電話・インターホンオフィス・マンション
防災設備工事火災報知器・誘導灯全般(法令で義務)
太陽光発電設備工事パネル設置・パワコン接続住宅・産業用
EV充電設備工事充電器の設置・電源工事駐車場・商業施設

各工種の詳細

受変電設備工事

高圧(6,600V)で受電した電気を、建物内で使える低圧(100V/200V)に変換するための設備工事です。

  • キュービクル式高圧受電設備の設置・更新
  • 高圧ケーブルの敷設
  • 保護継電器の設定・試験
  • 接地工事(A種・B種)

必要な資格:第三種電気主任技術者以上、1級電気工事施工管理技士

幹線・配線工事

分電盤から各フロア・各部屋への配電を行う工事です。建物の電気の「血管」にあたる部分で、適切な電線サイズの選定と施工品質が重要です。

  • ケーブルラックの敷設
  • 電線管の配管工事
  • ケーブルの敷設・端末処理
  • 分電盤の設置・結線

動力設備工事

エレベーター、空調機、ポンプなどの動力機器に電源を供給する工事です。三相200Vの電源供給が中心で、機器の特性に合わせた配線設計が求められます。

電灯・コンセント設備工事

照明器具やコンセントの設置工事です。最も身近な電気工事であり、LED照明の普及に伴い、調光制御や照明制御システムの工事も増えています。

通信設備工事

LAN配線、電話設備、インターホン、テレビ共聴設備など、情報通信に関する工事です。近年はWi-Fi環境の構築やIoTセンサーの設置工事も含まれるようになっています。

防災設備工事

自動火災報知設備、非常照明、誘導灯、非常放送設備など、法令で設置が義務付けられた防災設備の工事です。消防設備士の資格が必要になります。

電気設備工事に必要な資格一覧

資格名対象工事取得難易度
第二種電気工事士一般用電気工作物入門レベル
第一種電気工事士自家用電気工作物(500kW未満)中級レベル
2級電気工事施工管理技士中小規模の現場管理中級レベル
1級電気工事施工管理技士大規模工事の監理技術者上級レベル
第三種電気主任技術者受変電設備の管理上級レベル

まとめ

電気設備工事は多岐にわたる工種で構成されており、それぞれに専門的な知識と資格が必要です。自社の得意分野を明確にしつつ、関連工種の知識も広げることで、より幅広い案件に対応できる体制を築きましょう。

関連リンク

関連記事