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電気設備設計向けCADソフトの選び方と比較

電気設備設計向けCADソフトの選び方と比較

電気設備設計にCADが必要な理由

電気設備の設計図面(配線図、幹線系統図、分電盤結線図など)は、正確さと視認性が求められます。手描きからCADへの移行により、以下のメリットが得られます。

  • 図面の修正・変更が容易になる
  • 電気シンボルの統一で図面品質が向上する
  • 過去の図面を流用して作図時間を短縮できる
  • 電子納品(SXF形式)への対応が容易になる

主要CADソフトの比較

基本情報の比較

項目Jw_cadAutoCADTfasRebroCADEWA Real
開発元オープンソースAutodeskダイテックNYKシステムズ富士通
価格無料年間約9万円〜要問合せ要問合せ要問合せ
種別汎用2D CAD汎用2D/3D CAD設備専用CAD設備BIM設備専用CAD
電気設備対応△(カスタマイズ要)△(カスタマイズ要)
BIM対応×○(別製品)
SXF出力
操作難易度やや高い

電気設備機能の比較

機能Jw_cadAutoCADTfasRebroCADEWA Real
電気シンボルライブラリ△(自作が必要)△(別途入手)
自動配線××
幹線系統図の自動生成××
照度計算××
負荷計算××
拾い出し(数量集計)××
電線管サイズ自動選定××

用途別のおすすめ

用途・状況おすすめCAD理由
コストを抑えたい小規模会社Jw_cad無料で導入可能。電気シンボルはネットで入手可
ゼネコン・設計事務所とのデータ交換が多いAutoCAD業界標準のDWG形式でやり取りがスムーズ
電気設備の施工図が主業務Tfas施工図に特化した機能が充実
BIM対応が必要・将来を見据えたいRebro3Dモデルベースで設備設計が可能
2Dから3Dへ段階的に移行したいCADEWA Real2D→3Dの移行がスムーズ

Jw_cadで電気設備図面を描くコツ

無料で使えるJw_cadは、小規模な電気工事会社で広く使われています。ただし、電気設備専用の機能はないため、以下の工夫が必要です。

工夫内容
電気シンボルの準備ネットで公開されている電気設備用シンボル(JWSファイル)をダウンロード
レイヤの設定E-Lght(照明)、E-Powr(電力)など用途別にレイヤを分ける
テンプレートの作成図枠・凡例・シンボルをまとめたテンプレートファイルを用意
SXF出力の確認電子納品前にSXFビューアで図面を確認

設備専用CADの導入メリット

設備専用CAD(Tfas、Rebro、CADEWA Real)は高価ですが、電気設備設計に特化した機能により作図時間を大幅に短縮できます。

機能手作業の場合専用CADの場合削減率の目安
配線図の作図2〜3日数時間〜1日50〜70%
幹線系統図の作成半日〜1日自動生成80%以上
数量拾い出し半日〜1日自動集計90%以上
図面変更時の修正関連図面を手動で修正連動して自動修正大幅削減

導入時のチェックポイント

チェック項目確認内容
ファイル互換性取引先とのデータ交換に支障がないか(DWG/DXF/SXF)
導入コストソフト代+PC代+研修費の総額
サポート体制電話サポート、オンライン研修の有無
操作研修メーカー主催の研修プログラムがあるか
試用版の有無購入前に試せるトライアル版があるか
既存データの移行過去のJw_cadやAutoCADの図面を読み込めるか

まとめ

電気設備設計のCAD選びは、自社の業務内容と予算のバランスが重要です。小規模でコストを抑えたいならJw_cad、取引先との互換性重視ならAutoCAD、電気設備に特化した効率化を求めるなら設備専用CADが適しています。いずれの場合も、導入前にトライアルや研修で操作性を確認することをおすすめします。

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